いつ見ても暇そうなのは臍の穴

アラフィフ独女の世迷言

オッペンハイマー35mmフィルムで上映だって

 

いまさらのオッペンハイマー鑑賞記録になってしまった。

特に感想やネタバレを書こうとは考えてなかったけど

たまたまネットで

オッペンハイマー」の35mmフィルム上映の記事を見たからです。

日本では東京の109シネマズプレミアム新宿と広島の八丁座の2館で

上映が実現したそうだ。

 

私は1度の鑑賞で十分だが、35mmフィルムバージョンは作品自体に

合っているような気がする。

 

私の鑑賞はずいぶん前になってしまったけど4月8日に鑑賞しました。

 

映画を観た後に感動だったり、ラストは客任せのパターンのために

数日は頭を離れないえいがもあるけれど、オッペンハイマー

なんかモヤモヤが残ってしまい、数日の間ふと気づくとあの場面は~と

考えてしまうというか思い出してしまう作品だったな。

 

多くの人が言っていた通り、キリアン・マーフィー、ロバート・ダウニーJrら

俳優陣の演技は素晴らしかったと思います。

でもやはりオッペンハイマーを描くなら原爆の本当の姿は必須だったんじゃ

ないかと。

 

映画開始すぐの映像は、粒から波形へとの画面が量子力学を想像させているのは

気が付いたけど、音響がとても恐怖感をあおっていた。

最初から最後まで自分の心臓がどきどきしているのか、あの音響のせいで

ドキドキしていると錯覚しているのかわからなかった。

ドンドン、ドンドンという足を踏み鳴らすあの音といえば

やはり原爆成功時の科学者、関係者たちの喜び合う姿は胸糞悪く吐き気がした。

私が見ていた時、途中で女性が1人席を立ってしまったのが印象的でした。

トイレかな~と思っていたけど戻ってこなかった。

 

作中の、大きなガラスボールが広島に落とされた「ファットマン」

ワイングラスのガラスボールが長崎」落とされた「リトルボーイ」とすれば

初めから2つ落とす予定だったわけで、あの広島、長崎の原爆は人間を相手にした

実験だったのは間違えない。いまだに公に発言してしまうくらい米議員もちろん

一般人でも、あれは戦争をを早く終わらせるためと発言する人はいるのが

とても残念なことです。

 

「プロメテウスは神々の炎を盗み、人間に与えた。この行為により彼は

 岩につながれて永遠に罰せられた」